エディション(シリアルナンバー)とは
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エディッション(Edition, ED.)とは、本来『版』を表しますが、 通常『限定部数』(Limited Edition)の意味として用いられます。 また、『限定枚数』のことをエディションナンバー(ED.No.)といいます。 シリアルナンバーとも呼ばれることもあります。 版画は、油彩などのようにアーティストが1点ずつ描くのではなく、 版を作り何点かが一度に刷られるものです。 そういう意味では出版物なのですが、本や雑誌のように売れれば売れるだ け刷っているわけではなく、ある決められた限定部数だけ刷られています。 この限定部数はアーティストや作品、技法でまちまちで、 50部のもの、200部のもの、500部以上のものまであり、 アーティストやそのアーティストをプロデュースする人の考え次第ということになります。 限定出版物としての数量を管理する手段として、 1枚1枚に記入されるのが限定番号です。 版画の余白の(多くの場合は左下)に、分数が描かれているのに 気がついた方もいるでしょう。その分子が限定番号、分母が限定部数を表しています。 例えば、123/200と記入されているものは、 限定部数が200、限定番号が123の作品となります。 この限定番号は、何番目に刷ったものという順番を表すものではありません。 アーティストは同一の版から刷り上がった作品を1枚1枚、 丹念にチェックし、少しでも気に入らない欠陥が見つかればそれを除外し、 最終的には、納得したものだけ限定部数に整えます。 ですから番号が若い方が価値がある、ということは全くなく、同質のものです。(注)個人情報保護の観点からホームページ上では 分母のみの表示とさせていただいております。 限定部数にはローマ数字を使って表記したものもあります。
ヒロヤマガタや笹倉鉄平作品では、アラビア数字の限定番号の版画をRegular Editionと呼び、
ローマ数字の限定番号の版画をRoman Editionと呼び、殆どの作品にその両方が出版されます。
となります。Iが1、Vが5、Xが10を表します。
II(2)、III(3)、VI(6)、VII(7)、VIII(8)はわかりやすいですね。
慣れるまでわかりにくいのが、IV(4)やIX(9)ですが、Vの1つ前、Xの1つ前という考え方です。
となります。Xが10、Lが50、Cが100で、1〜10と同じ考え方です。 版画ではあまりでてきませんが、100、200、300・・・ 1000はC(100)、D(500)、M(1000)を使って
となります。 これらを元にすると、CXLIX/CCLは、 限定部数(分母)は、CC(200)とL(50)だから250、 限定番号(分子)は、C(100)とXL(40)とIX(9)だから149となります。 4、9、40、90がポイントですね。 現在では通常限定番号以外で、全ての摺り数の10%から 15%程度ほどの番外版画が作られることが多く、 E.A、A.P、H.Cなどがあります。 これら番外版画の本来の意味は保存用など 世の中に出回らないものですが、 通常限定番号の作品が完売した場合など、 実際にはよく市場に出回ることがあります。 番外版画でも限定部数入りの作品と同じ価格で芸術的価値も同じです。
アーティストによっては、さらに限定部数の前にヘッドエディションをつけることがあります。
これにはどの場所、地域で売られたとか、版画の管理を厳密にしたいという意向があるようです。
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